タレントの石田純一(67)が、息子のいしだ壱成(47)のタレント活動復帰に向けて助け舟を出しているという。壱成は16日に、女優の飯村貴子(23)との離婚を発表。最近はうつ病もあって働くことができず、金銭面に困っていたというから、石田が親心を見せたようだが…。

 一部週刊誌で離婚を報じられていた壱成は16日、自身のインスタグラムで、2018年4月に再々婚した飯村との離婚を正式発表。同日、放送された昼の情報バラエティー番組「バイキングMORE」(フジテレビ系)に前日収録の形で出演し、離婚について「直接の理由は金銭的なことですね。働けないという時期が長すぎまして」などと、金銭面の問題で離婚に至ったことを明かした。

 壱成といえば1991年、当時トレンディー俳優として一世を風びしていた石田純一の隠し子として世に存在が知られると、翌年にドラマで俳優デビュー。中性的なルックスと演技力で人気俳優となったが、2001年の薬物事件で転落し、その後も女性問題で当時の所属事務所から解雇されるなど、波乱の人生を送ってきた。

 近年はうつ病の治療をしていたといい、昨年10月に「バイキングMORE」に出演した時も、生活資金が底をついたため生活保護を受けていたことを告白していた。

 そんな壱成を見かねた父の純一は今回の離婚を機に、もう一度タレントとして表舞台に復帰できるよう、テレビ局の関係者らに自ら連絡を取っているという。

「石田さんがテレビ局の旧知の関係者たちに、『壱成を番組で使ってもらえないか?』と売り込みしているらしいんです。その話によれば、壱成さんは現在、拠点としている石川から東京に戻ってタレント活動を再開したい意向で、壱成さん自身も『NGなしで何でもやります』と意気込みを見せているようです」(芸能関係者)

 壱成がまだ幼いころに離婚し、親子としての時間をほとんど過ごせなかった純一にとっても、息子の窮地を黙って見過ごせなかったということなのだろう。

 と、ここまでは親子の絆とも言うべき美談なのだが、この話には続きがあるという。

「壱成さんを売り込んできたかに見えた石田さんですが、その後に続く話が『壱成と一緒に親子共演もできる』というものだったそうです。まさか自分のバーター出演まで売り込んでくるとは、さすがに世渡り上手というか何というか…」(前同)

 仕事に困窮しているといえば、純一も同じ。昨年、緊急事態宣言中に沖縄を訪れ、新型コロナウイルスに感染したことで一気に仕事がなくなったのは業界関係者ならずとも知るところ。現在のレギュラーは、隔週で木曜コメンテーターを務めるラジオ番組「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(文化放送)だけだ。

 テレビ的には純一&壱成の親子共演となれば、起用したいと手を挙げる番組が出てきてもおかしくない。前出のテレビ関係者は「親子共演の筆頭候補は、やっぱり『バイキングMORE』でしょう。これまで壱成が何度か出演しているのに加え、そもそも石田もトレンディー俳優時代に築いた太い人脈がある」。

 窮地の親子が命運をともにするかもしれない――。