20歳の誕生日を迎えられる、天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまが、ティアラを新調されず借用することについて、海外メディアも注目だ。

 フランスの皇室専門情報サイト「ヒストリーズ・ロイヤルズ」は、愛子さまの20歳の誕生日について特集。そのなかで、これまで成人を迎える女性皇族があつらえてきたティアラについて、愛子さまが叔母にあたる黒田清子さんから借りることになり「天皇家の一人娘は、おさがりのティアラでやりくりしなければならない」と伝えた。

 記事では「日本の皇室では、プリンセスの成人式にティアラを贈るのが恒例。国家の晩餐会などの公式行事では、ティアラと白いドレスを身につけ臨むのが一般的だ。日本では、ティアラにはすべてダイヤモンドが使われている」と日本皇室の伝統を記述。そのうえで「しかし経済的な影響で、天皇の一人娘である愛子さまは、成人しても自分のティアラを受け取らないという、日本初の試みを行う。叔母がつけていたティアラを受け継ぐことになる」と異例のことだと伝えた。

 ただし、皇室専門メディアらしく、黒田さんが付けたティアラの歴史を分析。「非常に特別なものだ」としている。

 同メディアは、小室圭さんとの結婚で小室眞子さんが皇籍を離脱する際にも「ティアラが公費で作られているため、眞子さまが皇室を離れる時にはティアラを返還しないといけない」と伝えていた。

 きらびやかなロイヤルの世界で、ティアラの借用は珍しいこととしてとらえられているようだ。