タレントの熊田曜子(39)は今月31日に行われる格闘技イベント「Krush.130」(後楽園ホール)で初の「解説」という大役を任された。インタビューでは今後、格闘技ジムに通う計画を告白。まさか“ママファイター”を目指しているのか――熊田に聞いた。また来月9日に迫った、自身への暴行の罪に問われている夫の裁判に出廷する件もコメントした。


 ――なぜ格闘技の解説をすることに

 熊田 K―1のお仕事で、今年の3月にラウンドガールをさせていただきました。それから格闘技の話をよくするようになると、「今度、解説できますか?」となったので、喜んでという感じです。もともとは大みそかに格闘技イベントを観戦するためにプライベートで大阪に行ったりとかしていました。同じ岐阜県出身の所英男選手を応援していました。最初に格闘技が好きになったのは魔裟斗選手と小比類巻貴之選手がライバル関係だった時です。私は小比類巻派でした。

 ――どういう解説を目指している

 熊田 女性目線というか、そういうところから格闘技好きになるのもいいと思うんですよ。あらゆる格闘技の中で、K―1のファイターってめちゃくちゃ格好いいと思うんですね。体のバランス、筋肉の付き方が、いろんな格闘技の中で美しいんですよ。格闘技に詳しくなくても楽しめるような解説にしたいですね。

 ――注目の試合、選手は

 熊田 めちゃめちゃいっぱいいます。試合が面白そう、動きが想像できないなと思うのが第1試合の永坂吏羅選手ですね。テコンドー(の全九州選手権)で7回も優勝している実力派で、パンチも蹴りも思いっ切りがいい! あまりにフリーすぎて動きがつかめないんですよ。女性の試合も注目しています。Krush初参戦の松谷綺選手。すごいかわいい。お兄さんも次の試合が決まっていて、きょうだい仲もいいんですよね。もちろんスーパー・フェザー級トーナメントも大注目です。去年、赤ちゃんが生まれた友尊選手は背負うものが大きくなり、どんどん強くなっています。一人に絞るのは難しいけど…優勝候補は横山朋哉選手かな。

 ――女性にお勧めの選手は?

 熊田 体は三井大揮選手です。現役消防士で、ボディーコンテストのサマー・スタイル・アワードでも入賞しています。プリンスと言われている黒田勇斗選手も格好いいし、横山選手も好きです。友尊選手も顔は怖そうなのに、奥さんの誕生日とか子供が生まれた時に「愛している」と言ったり、そういうギャップがいいですね。

 ――熊田さんのノートにはビッシリと選手データが書かれている。パーソナルな情報まで非常に詳しい

 熊田 選手のインスタをフォローして、インスタライブとかずっと見ています。先日、野田蒼君がお母さまとインスタライブに一緒に出ていたので、参加してきました。蒼君とお母さまがすごく仲良くて、反抗期がなかったというので、「どうやってこんなふうにいい子に育てたのですか」と質問しました。お母さまは「毎日、愛してるって伝えることかな」と仰っていたので、私も毎日言います。子供たちのおかげで頑張れるし、癒やされるし、活力になっています。子供がいると頑張んなきゃと思いますもんね。

 ――すっかり格闘技漬けだ

 熊田 格闘技は積もったモヤモヤを発散できたりするんですよね。打ち合いやKOシーンを見るとストレス解消にもなります。見終わった後の疲労感もすごいんですけどね。家だったら「いけー!」「やったれ!」となるんですけど、今回は解説という立場だからフェアに私情を挟まないようにしないと(苦笑)。

 ――自身が格闘技に挑戦することは

 熊田 ジムでのトレーニングには行ってみたいです。来年40歳なので、自分の体を自分だけではコントロールできなくなってきているので。自分の体とメンタルのケア。運動している時はいろんなことが忘れられてスッキリしますよね。

 ――将来的には試合出場も…

 熊田 ハハハッ、そうなれたらすごいですよね。ママファイター。ラウンドガールもやって解説もやってリングにも上がる。すごいじゃないですか。どれだけ出たがりなんだと(笑い)。

 ――ちなみに人を殴ったことはある

 熊田 ないです(苦笑)。強い人は殴ってみたいというか、ボンボンボンとなった筋肉のおなかを触ってみたいですね。

 ――ありがとうございました。解説を期待しています。ところで、11月9日には自身への暴行の罪に問われた夫の裁判に出廷することが決まっているが…

 熊田 選手たちの熱い戦いを見て、私も頑張ります。