立民・福山幹事長が生方議員の“拉致被害者生きてない”発言で声明「党の考え方と相いれない」

2021年10月11日 17時00分

立民・福山幹事長(東スポWeb)
立民・福山幹事長(東スポWeb)

 立憲民主党の福山哲郎幹事長(59)は11日、同党の生方幸夫衆院議員(73)が、9月に千葉県松戸市で行った会合で、北朝鮮による日本人拉致問題に「日本から連れ去られた被害者というのはもう生きている人はいない」と発言したことについて緊急声明を発表した。

 生方氏は9月23日、松戸市での会合で拉致問題について見解を問われ、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=について「横田さんが生きているとは誰も思っていない。自民党の議員も」とした上で、「拉致問題、拉致被害者は今、現在はいないと捉えられる、政治家は皆そう思っているということ」と発言した。

 これを受けて拉致被害者家族会と支援組織「救う会」は11日、発言の取り消しと謝罪を求める抗議声明を出した。声明では「すべての拉致被害者の救出のため心血を注いできた被害者家族、支援者、被害者自身の生命に対する重大な侮辱であり冒瀆(ぼうとく)だ」と非難していた。

 福山氏は「われわれは拉致被害者が生存していると信じています。北朝鮮による拉致問題は、主権と人権の重大なる侵害であり、早期にすべての拉致被害者が帰国できるよう、全力で取り組んで参りました」と主張。

 さらに、生方氏の発言について「党としての考え方とまったく相いれないものであるのみならず、拉致被害者とご家族およびこれまで拉致問題の解決に携わってこられたすべての方々を深く傷つけるものであり、本人に対して厳重に注意を行いました。生方議員は発言を撤回し、深い謝罪の意を示しました。今回の件に関し、あらためておわび申し上げます」とコメントした。

 立民は衆院選(19日公示、31日投開票)で東京8区の野党共闘をめぐり、れいわ新選組の山本太郎代表が立候補を表明した問題でいまだ対応しきれてなく混乱が続いている。

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