岸田新内閣のコロナ対策は大丈夫か 〝ノーマスク会合〟疑惑写真を入手!

2021年10月04日 12時00分

昨年10月の会合の様子(関係者提供)
昨年10月の会合の様子(関係者提供)

 新首相の“ノーマスク会合”疑惑写真を入手した。自民党の岸田文雄総裁は4日召集の臨時国会での首相指名後、直ちに組閣に着手。皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て新内閣を発足させる。独自の新型コロナウイルス対策も期待されるが、実は昨年10月、都内のホテルで感染対策がユルユルと思われかねない会合を開いていたことが分かった。しかも、これは、同年9月の総裁選で菅義偉官房長官(当時=72)に完敗したことを受けた“残念会”だったという。

 会合は昨年10月26日、都内の高級ホテルで行われた。入手した写真では、出席者はマスクをしていたり、していなかったりで、談笑している様子もうかがえる。

「出席者は100人ほどだったと思います」(関係者)

 昨年10月は緊急事態宣言期間中ではない。東京の新型コロナ新規感染者は1日あたり200人前後で比較的落ち着いていた。同月1日からはGoToトラベルの第2弾がスタート。国民の移動も活発だった。

 ただ、マスク着用など感染対策は当時から継続されている。政界では国民からの批判に配慮して各議員、各派閥は感染対策をして政治資金パーティーを開催していた。

 例えば、石破茂元幹事長は昨年9月、都内のホテルでパーティーを開催。出席者同士が対面になって飛沫を浴びることを避けるため、横長のテーブルに座る形だった。

 二階俊博氏(当時・幹事長)が率いる二階派は翌10月、都内のホテルでパーティーを開催。菅氏や小池百合子都知事らも出席したが、食事は提供されず、3密回避のため出席者同士の名刺交換もNGで、パーティーの模様のオンライン配信もあった。

 党内のパーティーと比較しても、岸田氏陣営は食事アリでテーブルも対面になっている。感染対策がユルいと思われても仕方がないか。

 しかも、この会合は“残念会”だったという。

 岸田氏は昨年9月、総裁選で菅氏に完敗した。

「あの会合は、総裁選の慰労のために開かれました」(同)

 別の関係者は「菅氏に足元にも及ばなかったため、落ち込んで感染対策がルーズになったわけではないと思いますが」と苦笑いする。

 岸田氏の議員事務所に、当時の会合で感染対策は万全だったか見解を求めたところ、文書で「5月25日で緊急事態措置が解除され、10月26日は緊急事態宣言ではありませんでした。会合につきましては、検温、手指の消毒やマスクの着用(食事の際はマスクをはずしていました)など、基本的な対応はしたと聞いております」と回答。「今後も引き続き新型コロナ感染対策を心掛けて参ります」とした。“祝勝会”を今後開催するかには、「予定はございません」とコメントした。

 リベンジを果たし“総裁のイス”に座った岸田氏は、4日召集の臨時国会で第100代首相に指名され、同日中に組閣する。

 子供政策を統括する「こども庁」創設に向け、総裁選で争った野田聖子元総務相(61)を担当相に起用。新設する経済安全保障担当相に小林鷹之元防衛政務官(46)を抜てき。新型コロナウイルス対策を担う厚生労働相に後藤茂之元法務副大臣(65)、ワクチン担当相に堀内詔子環境副大臣(55)を充てた。

 岸田新内閣の全閣僚20人のうち、初入閣は13人で女性は3人。内閣の要となる官房長官には松野博一元文部科学相(59)を据え、財務相に鈴木俊一元環境相(68)を内定。総務相に金子恭之元国土交通副大臣(60)、法相に古川禎久元財務副大臣(56)。米中対立など安保環境の激化を踏まえ、茂木敏充外相(65)と岸信夫防衛相(62)を再任させ、外交・安保政策に一貫性を持たせた。

 前政権では、菅氏(前首相)や加藤勝信氏(前官房長官)、“コロナ相”の西村康稔氏(前経済再生担当相)ら「5大臣会合」で新型コロナ対策を決めたが、岸田氏はどんな感染対策で国民を守ろうとするのか。

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