元陸上・十種競技日本王者でタレントの武井壮(48)が〝松岡修造の後継者〟になれるか、テレビ業界から注目されている。

 武井は身体能力抜群の元アスリートでありながら、そのコミカルなキャラクターでブレーク。そんな武井が注目を集めたのは、19日に日本フェンシング協会の新会長に就任したことだ。

 武井はまったくのフェンシング未経験者。自身のツイッターでは「フェンシング協会会長の一言」として「世の中の人は、フェンシングでのサーベルを持って突き合うという行為をした事がない人がほとんど これでは普及のしようがない」と指摘。解決策については「その行為に近い遊びをまず広めよう」と提案した。

 テレビ局関係者は「様々な批判はありますが、東京五輪の開催がほぼ決まりました。メジャー、マイナーと各競技が世間の認知を広めようとしている中で、武井さんがフェンシングを世の中にどれだけアピールできるか。あの熱血系スポーツキャスターで知られる松岡修造さんの系譜を継げるか、注目されています」と明かす。

 元プロテニスプレーヤーで現スポーツキャスターの松岡は、時にうざいぐらいにアスリートを熱烈応援する姿勢が世間の共感を呼んでいる。

「フェンシングは五輪のような世界大会でメダルを取らないと注目されない競技です。東京五輪でどれだけ熱く盛り上げられるか。視聴率、話題性など結果を残せば、武井さんも松岡さんのように〝お茶の間にスポーツを届けるタレント〟として、さらに商品価値が上がるのは確実でしょう」(前出関係者)

 コロナ禍もあり、今のところ五輪への風当たりは強いが、武井新会長の腕の見せどころだ。