ビッグダディが緊急提言 バイトテロ撲滅へ「徴兵制度導入ですよ!」

2021年06月11日 11時30分

バイトテロ店員に温かい言葉をかけたビッグダディ

 バイトテロにあの男がモノ申す! 先日、ドミノ・ピザの店員が店の厨房でシェイクをヘラですくってなめる動画がインスタグラムに投稿され、同社が謝罪した。軽い気持ちとは裏腹に画像は企業や店舗に損害を与え、当人も損害賠償などの責任を負うことになる。バイトテロはなぜなくならないのか。現在、東京・門前仲町のステーキハウス「ステーキ食いやがれ」で雇われ店長をしているビッグダディこと林下清志氏(56)がバイトテロへの思いを激白。意識変革に「徴兵制度導入ですよ!」とぶち上げた。

 今年に入ってもバイトテロは続く。3月、大阪市内のファミリーマートでレジ上にあるカメラに映った女性客の胸元が見えることを喜ぶ店員2人の様子がSNSに投稿された。4月にも大分県にある焼き肉店で大学生のバイトがソフトクリーム製造機の下に顔を入れて、ソフトクリームを直接口に流し込むなどした動画をSNSに投稿し、炎上したばかりだった。

 今月上旬に起きたドミノ・ピザの一件について、ダディは「こういうのを見るたんびに思うんだけど。うちの子供らは、たいしてデキはよくないけど『こういう人間にならなくてよかった』って本当にそう思う」と言葉を絞り出した。

 バツ7のダディは、2人の妻との間に実の子供だけで10人をもうけ、連れ子を含めれば実に20人と向き合ってきた。

 誰よりも子育てを体験してきただけに、バイトテロ店員に喝!かと思いきや「誰の責任だっていうと、この子も含めて、今の若いやつをつくってるのは今のオッサン、オバサン連中。責任を突き詰めていくと我々世代にある」と懺悔した。

 口うるさいイメージのダディだが、バイトについては「俺ですら言わなくなってる。どうせ響かないから」と放任。現在のステーキ店の前は居酒屋で店長をしていたが、バイトを“育てる”ことの大変さを痛感してきたからだ。

「20歳の子がいた。お客さんとカウンター越しにしゃべりながら、下でケータイをいじってる。働く年になってそれなわけでしょ」と、そのバイトをクビにした。では、バイトテロのような行為をどうやったらなくせるのか――。ダディは「今の子供に倫理観を持たせることは難しい。だから知識として持たせるしかない」とし、こう続ける。

「『考えて分かるだろ』って言っても分かんないようになってる。だから知識として『こういうことをやっちゃダメです』と。知識として持たせるしかないです。お客様に渡すものだから、それに関する衛生基準にのっとって…みたいな知識として持たせるしかないですね」

 バイトテロの再発防止策を提言したが、それは子育て論にもつながる。

「『こぼした食べ物は不衛生だから食べちゃいけない』。これは教えなくてもいずれ分かるんですよ。だけど『食べ物を残して無駄にすることはよくないことなんだ』っていうことは教えなければ分からない。そしたら教えなきゃ分からないことを優先するべき。『こういうことをしたらいけないんだ』って分かるまで続けるのが子育てです」

 さらに、理解力に乏しい若い世代の意識を変える方法として、ダディは「徴兵制度導入ですよ!」。20歳から26~27歳までの間に3年間に衣食住を確保する代わりに3年間無給での兵役を義務付けるという。

「自然災害とかがあったときに大量の労働力として投入する。若いやつの労働力の金額って結構なもんなんですよ。3年間の兵役を終えたやつには将来、年金をもらえる資格を与える。そうすると今みたいに少ない数でお年寄りを支える構造なんてなくなる。一番の国益は3年間の兵役を全うすることで、国防意識、この国に対する意識に目覚めたりすること。この国に役に立つ人間に生まれ変わるというのが一番」と過激な?持論を展開した。それでもドミノ・ピザのバイトテロ店員については「おまえは悪くないんだよ」と救いの手。「おまえがそういうふうになったのは、そこまでの過程がよくなかった。おまえが出会った大人。おまえが間違って身に付けた感性。それを『そうじゃないんだよ』ってことを真剣におまえに伝えられる大人に出会ったりしなかったことが一番の問題だった」と理解を示した。もっとも「ただ、やったことに関しての責任というのはそんなことに関係なく取らなきゃならない」と指摘。

「これを機に少し考えて。自分の人生を歩みやすく修正していった方がいいぞ。話ぐらいなら聞いてやるから、肉食べにこいよ」と温かい言葉を送った。 

【親にも問題が】ダディは“怒れない親と怒られない子供”を危惧している。

「生意気な若いやつに『おまえ、この野郎』って言ったら『ちょっと待って、なんでアンタにおまえって言われないとならないの』って。『オレは気を使って『おまえ』って言っただけ。普通だったら『テメェ、この野郎だよ』。そんな感じ。各家庭で大事に大事に育てられてそういう感性になっちゃってるんだろうけど」とあきれ気味。

 親たちに対しても子供を叱るときに「『おじさんに怒らるよ』って言うんだけど、自分で怒れよって。俺に怒らせるんじゃないよって思う」と指摘。「考え過ぎちゃってる。考えれば考えるほどその子育てに間違いがなかったり、夫婦の仲が円満だったりするんだったら人生なんてクソみたいなもんだ。そうはいかないんだよ。本能に従って子育てするのが一番なんだと思うね」と話した。

 ☆はやしした・きよし 1965年4月8日生まれ、岩手県出身。2006年から13年まで放送された大家族密着ドキュメンタリー番組「痛快!ビッグダディ」(テレビ朝日系)シリーズで人気に。最初の妻と3度の離婚、その後3人の女性とそれぞれ離婚。16年に一般女性と7度目の結婚をするも離婚してバツ7に。2人の妻との間にもうけた実の子供だけで10人。三女の詩美は女子プロレス「スターダム」で活躍中。

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