アイドルグループ「SKE48」の親会社であるJASDAQ上場企業の「KeyHolder」は14日、映像コンテンツやライブコンサートなどのトータルプロデュースを行っている「株式会社ノース・リバー」の全株式を取得する方針であることを発表した。ノース・リバーはアイドルグループ「乃木坂46」を運営する「乃木坂46合同会社」の持分50%を保有しており、今後は乃木坂46の運営にもKeyHolderが大きく関わっていくことになりそうだ。
KeyHolderの発表によれば、すでにノース・リバーの既存株主との間で基本的な合意に達しており、今後、株式取得に向けた具体的な交渉を実施していく予定。6月上旬に株式譲渡契約を締結し、7月1日の株式取得を目指すことになる。KeyHolderは昨年3月に芸能プロダクション「株式会社AKS」から30億円でSKE48事業を買収したが、今回の株式取得はそれを大幅に上回る金額になることが予想される。
KeyHolder傘下にはSKE48の運営会社「株式会社ゼスト」の他にも「マツコの知らない世界」(TBS系)や「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)といったテレビ番組の制作会社などもある。それだけにKeyHolderは「当社グループが展開する総合エンターテインメント事業において新たに乃木坂46がコンテンツとして加わることで新たなグループ間シナジー及び収益力の向上など事業基盤の構築及び事業規模の拡大・発展に寄与していくものと考えております」としている。