来季もハマスタで頼もしい助っ人右腕の〝一発ギャグ〟が見られる。DeNAは7日、フェルナンド・ロメロ投手(26)と2022年シーズンの選手契約を結ぶことになったと発表した。年俸1億2千万円の1年契約で、2023年の契約は球団が選択権を持つ。

 来日1年目の今季は14試合で5勝3敗、防御率3・01。5月上旬から一軍の先発マウンドに立ったが、当初はなかなか結果に結びつかず二軍調整の憂き目も味わった。だがその後、一軍へ再合流すると夏場以降は調子を上げ、9月20日の中日戦(横浜)で来日初完投・初完封を成し遂げるなど安定した投球が際立った。

 球団を通じてロメロは「横浜DeNAベイスターズファンの皆さん、フェルナンド・ロメロです。私、フェルナンド・ロメロは2022年も横浜DeNAベイスターズの一員としてプレーします。皆さんのもとに戻れることを大変嬉しく思っています。この機会を頂けた事に感謝していますし、グラウンド内外での皆さんのサポートに感謝しています。2022年シーズン、ファンの皆さんと喜びを分かち合うための準備はできています。本当にまた皆さんに会うことが楽しみです。ありがとうございます!」とコメントした。

 日本の有名芸人たちのギャグを真似し、自分流に仕立て上げる〝一発芸〟がトレードマークだ。これまで流れ星☆ちゅうえいの「ウー、ガンダム」や加藤茶の「ロモちゃんペ!」、GO!皆川の「ウンチョコチョコぴー」を披露。横浜スタジアムのヒーローインタビューでは締めの言葉で口にするのがお決まりとなっており、常にスタンドを爆笑の渦へと巻き込んでいる。

 残留決定の助っ人右腕には早くも球団周辺から「来季はさらにパワーアップした新たなレパートリーでハマスタを笑わせてくれるはず」と期待する声も飛び交っている。

 2年目の来季は力強い投球でチームを躍進へと導くだけでなく、ムードの向上にも大きく貢献することになりそうだ。(金額は推定)