外野守備に奮闘中の虎ドラ1・佐藤輝 目指すべきは「前裁きの名人」

2021年02月08日 05時10分

佐藤輝明

 阪神のドラフト1位新人・佐藤輝明内野手(21=近大)が奮闘中だ。6日の紅白戦に「1番・左翼」でデビューしたのに続き、7日の紅白戦では「1番・右翼」で先発。注目の打撃では、藤浪の前に空振り三振を喫したものの、6回には谷川から実戦初安打をマークした。

 試合後には川相昌弘臨時コーチ(56)から三塁守備の特守を受け「内野もいつでもできるという準備をしていきたい」と意欲をのぞかせたが、現実として三塁には4番の大山が君臨している。本職は内野手ながら、開幕からより多くの試合に出場できるかどうかは外野守備が鍵を握ることになるだろう。

 その上で注意すべき点は何か? プロに入って内野手から外野手に転向した経験を持つある球界OBは「監督やコーチからだけでなく、味方投手から信頼を得られるかも大事」と切り出し「前に上がったフライを確実に捕る」ことの重要性を訴える。

 草野球でも“基本中の基本”と言えそうな指摘だが「プロでは打者のスイングスピードや、打球の上がった角度で反射的に下がってしまい、1歩目が遅れて、前に落ちる打球に間に合わないケースは新人でなくともよくあるミス」。これに投手心理も絡んでくる。

「投手からすれば、外野の頭を越される打球の多くは、何かしら自分にも原因があるのを分かっている。『高めに浮いた』とか『逆球になった』とか。でも、外野の前に落ちる詰まった当たりなどは、自分の投球で『抑えた』という意識が強い。それがポテンヒットになると精神的なダメージもでかい」(同)

 だからこそ、投手から信頼されるために「前裁きの名人」を目指すべきというわけ。開幕スタメンに向け、できることからコツコツとやっていくしかなさそうだ。

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