西武は1日、ムードメーカーの熊代聖人外野手(31)が国内FA権を行使して残留が決まったことを発表した。

 熊代は球団を通して「埼玉西武ライオンズでここまでプレーをしてきた中で、まさにライオンズファンの応援や後押しというのが僕の力の源でした。これからも、このチームの一員としていることの幸せとこのメンバーで勝つ喜び、そういった想いをこの先もずっと感じながら、ライオンズのために一日一日過ごしていきたいという気持ちです」とコメント。

 続けて「この度、監督、コーチ、そして支えていただいた数多くのスタッフの皆さまのお陰でこのような権利を取得できたことは大変うれしく誇りに思います。宣言残留という形で、これからもライオンズに貢献し、ファンの皆さまにはたくさんの笑顔を届けられるよう、一生懸命頑張っていきます!」とプロ入り9年目で獲得したFA権取得への喜びを語った。

 熊代は2010年のドラフト6位で王子製紙から西武入団。9年間で打率2割2分5厘、0本塁打、29打点、15盗塁と数字は残していないが、恒例となっている試合前の声出しなどでナインを和ませるムードメーカーとして存在感をアピールしてきた。