阪神のジョー・ガンケル投手(28)が10日のDeNA戦(甲子園)に先発登板。来日最長タイとなる6回を投げるも9安打4失点で降板した。

 3―3の5回の攻撃で打席に回ったガンケルに矢野監督は代打を送らず6回以降のマウンドも任せることを選択する。しかし、これが裏目。期待に応えたかった助っ人長身右腕だが、6回先頭のソトに2打席連続となる21号ソロを浴び、勝ち越しを許してしまった。
 
 ガンケルは前回登板の3日の巨人戦(甲子園)の6回にも大城から戦局を決定づけられる9号3ランを被弾。皮肉にも2週連続で同じ“過ち”を犯してしまった。
 
 打線は初回に幸先よく2点を先制するも、その後は4回までに9つの残塁をマークする拙攻のオンパレード。フラストレーションのたまった虎党からは、声を出しての応援が禁じられているにもかかわらず、しばしば手厳しいヤジがグラウンドに向け飛ばされた。