快挙へ大きく前進だ。エンゼルスの大谷翔平投手(28)が17日(日本時間18日)の本拠地アナハイムでのマリナーズ戦に「3番・投手兼DH」でフル出場し、打っては初回一死一塁から左翼フェンス直撃の先制二塁打をマーク。投げても7回3安打無失点、8奪三振で13勝目(8敗)を挙げ、メジャー史上初となる投打でのダブル規定到達に向けて残り14イニングとした。

 前回10日のアストロズ戦は右手中指のまめの影響から5回79球で緊急降板した。そこから中6日。前日のブルペンでは42球を投じたが、力加減は6分程度だった。相手打者への攻め方だけでなく、指先にも神経を使わなければならない。「球種の選択が一番コントロールしていた部分」で、指先への負担が大きいストレートを積極的に投げるわけにはいかなかったという。

 序盤は三振を狙いにいったボールをファウルにされ「ちょっとムキになって投げていた」。球数がかさめば、長いイニングは投げられない。大谷はいつもと違う縦変化のスライダーを交えることで、少しずつリラックスしながら相手打者を料理していった。7回で8奪三振ながら107球でまとめて散発3安打で無失点。頭と体を駆使して、13勝目をつかんだ。

 規定投球回の162回まで残り14回。あと3試合の登板が見込まれている。まめの状態は気になるところだが、大谷は「今日、ここを乗り越えることができたので、次まであと5日間、よりよく、心配することなく投げられるんじゃないかなと思います」と力強く言った。