メジャーのトレード期限が米東部時間2日午後6時(日本時間3日午前7時)に終了し、大谷翔平投手(28)のエンゼルス残留が決まった。一方、球団はトレード期限間際にトレードを3件成立させた。ポストシーズン進出は絶望的な状況を受け、売り手に回り、再建にかじを切ったわけだ。
この日の本拠地アナハイムでのアスレチックス戦に先発予定だったノア・シンダーガード投手(29)をフィリーズに放出。さらに締め切り直前に守護神のライセル・イグレシアス投手(32)をブレーブスにトレードした。
シンダーガードは昨オフにFA移籍。右ヒジ手術からの実質、復帰1年目だった今季はここまで15試合に先発して5勝8敗、防御率3・83だった。前日は大谷らとビーチでオフを楽しんでいる姿を先発右腕ロレンゼンが自身のインスタグラムに投稿していた。1年契約だったため、米メディアは放出候補に挙げていた。
しかし、イグレシアスは予想外だ。昨季、エンゼルスに加入してイニングまたぎをいとわずフル回転。7勝5敗、34セーブ、防御率2・57と活躍した。4年総額5800万ドル(約77億円)で契約延長した今季は4月は10試合で6セーブ、防御率0・96と安定していたが、5月に2登板連続でサヨナラ負けするなど、ここまで39試合で2勝6敗、16セーブ、防御率4・04だった。守護神不在でどうやって勝ちゲームを締めくくるのか。大谷の白星に直結するだけに不安しかない。
また、メジャー2年目のブランドン・マーシュ外野手(24)も期限2時間ほど前にフィリーズ移籍が発表されている。2016年のドラフトで2巡目(全体60位)で指名された若手外野手は将来のエンゼルスの中心選手になることが期待されていた。
会見したミナシアンGMは「我々は翔平が好き。翔平もここにいるのを好きだと思う。彼は毎日しっかり準備する選手だし、毎日全力でプレーする。彼は我々にとってありがたい姿の代表」と説明した。しかし、流出の可能性は消えたわけではない。来季までの保有権を持っているが2年契約が終了する今オフに契約を結び直す必要があり、単年契約なら来オフにはFAになる。ポストシーズンに進出できる戦力を整えることができなければ…。ミナシアンGMのお手並み拝見だ。












