北海道沿岸で数多くのナマコ密漁グループが暗躍しているという。密漁グループの大半が暴力団関係者とのことだが、そもそも密漁ってそんなに儲かるのだろうか?

 一部朝刊紙によると、北海道沿岸部では50~60の密漁グループが活動しているという。その背景には、北海道産ナマコが中国の富裕層に人気ということが大きいようで、被害額は年間数億円に上るとみられている。警察も摘発に力を入れており、5~6月には暴力団幹部ら13人が逮捕された。かつてカニの密漁に携わっていた闇社会関係者は「もともと密漁をシノギにしている北海道の暴力団関係者は存在した。昔の方が多かったんじゃないかな。一昔前はカニの密漁がすごかった。カニの方が儲かっただろうな」と明かす。

 この関係者がカニの密漁に従事していたのは、1990年代のこと。ロシアの領海でカニを密漁していたという。

「数か月、船を出すだけで2~3億円は儲かった。本当に多くの人間がカニの密漁をやっていた。ただロシア側にバレると問答無用で撃たれる可能性があるため、逃げられるようにカネをかけて超高性能のエンジンを積んで船を改造していた」

 だがそんな時代も、2000年を境に終わってしまったという。「プーチンが大統領になってから、急に取り締まりが厳しくなった。もちろん今でもやっている連中は存在するけど、それをキッカケに渋々カニの密漁をやめた連中も多い。その中に、現在ナマコの密漁をやっているヤツもいるだろうな」と前出関係者。この関係者に言わせれば、やはり密漁はカネになるため、いつの時代になっても手を染める人間がいなくならないという。もちろん捜査当局も取り締まりを強化しており、今後も“いたちごっこ”は続きそうだ。