6年間封印されていた“因縁”が解かれてしまった。首位・広島は2位の巨人を6―4で下し、ゲーム差を3に広げた。2点を追う3回、バティスタ、鈴木の2者連続本塁打、さらに押し出し四球で3点を奪い勝ち越しに成功。緒方監督は「今日は打線でしょう。初回は点が取れなかったけど、プレーボールから野手が集中力を持って打席に入ってくれた」と野手陣をねぎらった。
ただ、この試合は同点の3回一死一、三塁の場面で会沢翼捕手(30)が2打席連続の死球を受け、両軍のナインや首脳陣らがベンチを飛び出し、乱闘寸前となる一触即発の事態に。審判からは警告試合が宣告され、球場内は一時騒然となった。
これには伏線がある。会沢は2012年8月2日のDeNA戦で山口俊から顔面に死球を受け(鼻骨骨折)、横浜スタジアムのグラウンド内に救急車が入り、そのまま病院に搬送された。
そして、この日の相手先発は因縁の山口俊。2回、第1打席の時点で不穏な空気が流れていたが、さすがに2打席連続となると我慢の限界。それでも会沢は「戦っている以上仕方ない。ちょっとカッとなりすぎたところはある」と自らを戒めた。
そんななか、ある首脳陣は「多少カッとなったようだが、過去のこともあるし。それ以上にああいう闘志むき出しの姿勢はチームを鼓舞してくれる。よく頑張った」と会沢を擁護。一方、別の球団関係者は「本当にわざとじゃなかったのかな」といずれの死球も初球だったことから、右腕に疑いの目を向けた。
最終対決となった5回の第3打席は適時二塁打を放って“リベンジ”に成功。会沢が男を上げた。












