横綱日馬富士(33=伊勢ヶ浜)の暴行騒動を受けて、日本相撲協会の八角理事長(54=元横綱北勝海)は「残念。場所中(の騒動)でファンの方には申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した。14日、同理事長は危機管理委員会による調査を指示。今後は危機管理部長の鏡山親方(59=元関脇多賀竜)以下、外部理事で同委員長の高野利雄氏(元名古屋高検検事長)らによる調査チームが真相究明に当たることになる。
協会広報部長の春日野親方(55=元関脇栃乃和歌)は「全てを危機管理委員会で究明していく。ただ(本場所で)相撲を取っている最中だから、力士に影響が及ばない範囲でやりたい。(九州場所後の)1週間、10日で(全ての調査が)できる話ではない」との見通しを示した。
角界では2010年に当時の横綱朝青龍が泥酔し一般人に暴力を振るい、引退に追い込まれた。横綱審議委員会の北村正任委員長(76=毎日新聞社名誉顧問)は「協会の厳しい処置を求めることになるだろう」。引退勧告を含めた厳しい処分を望む声が多いなか、調査完了と日馬富士に対する処分決定は、早くても12月以降になる見込みだ。
今回の件について、同じモンゴル出身の横綱白鵬(32=宮城野)は「頑張らないといかん、と(周囲に)話していた。託されたわけだから。稀勢の里と場所を引っ張っていきたい」と語り、事件が起きた酒席に同席していたとされることには「場所中なので」と答えなかった。横綱稀勢の里(31=田子ノ浦)は「集中してやるだけです」と語り、貴ノ岩の弟弟子で2日目(13日)の取組で日馬富士を破って金星を挙げた幕内貴景勝(21=貴乃花)は「自分は分からない。自分のことで精いっぱい」と話すにとどめた。











