“9頭身モデルボクサー”高野人母美(30=協栄)が、新設された日本女子バンタム級王座決定戦(6日、後楽園ホール)を前にまたも仰天パフォーマンスを見せつけた。
5日、都内で行われた前日計量に和服姿で登場。さっそうと着物を脱ぎ捨て、背中に黒ヒョウと竜が描かれたタトゥーのペイントを披露した。対戦相手の吉田実代(29=EBISU K's BOX)とともに53・4キロでクリアすると、髪をシルバーに染めた意図について「日本初の女子王座に合わせて人生初の試みで刈り上げた。試合中にはライトが当たって相手は見にくい」と説明した。
いつも以上にド派手な装いだったが、実はリング外でも壮絶な戦いを繰り広げていた。5月26日の試合でTKO勝ちを収めた翌日、大事故に遭ったというのだ。
都内を自転車で走行中、チェーンが外れて転倒し、そのままガードレールに激突。「車と競い合っていて時速40キロは出ていた。一瞬の判断で左に倒れ、ひかれなかった」と九死に一生を得たものの、右足の親指と人さし指、小指を骨折。十分にトレーニングができない状況になった。
そんな中で決まった王座戦。「絶対負けられない」という執念のもと、新たなトレーニングを模索し「毎日3キロを松葉づえで歩いた」と腕回りの筋肉をいじめ抜いた。ケガをしたことで「いろいろ気付くことがあった。折れててもやりきる」という境地にも達した。
負傷箇所は「まだ完治していないかもしれない」というが、極限状況でのトレーニングを振り返り「絶対大丈夫。タイトルを取って歴史に名前を残す」。王者となって、今後も計量パフォーマンスを続けられるか。












