フリーアナウンサーの長野智子が6日、文化放送「長野智子アップデート」に出演。古巣のフジテレビが全ドラマに生成AIを本格導入すると発表したニュースにコメントした。

 フジテレビは5日、公式HPで、ドラマ制作に生成AIを活用する実験場「AI Sandbox(AIサンドボックス)」を湾岸スタジオに設置し、本格運用を進めていると発表。放送中の「救命病棟24時」など複数のドラマですでに活用しており、一部工程では従来の手法と比べて作業工数を最大70~80%削減できたと報告した。来年10月をめどに、制作するすべてのドラマでAIを活用できる体制を整えるとした。

 このニュースに長野は「難しいところで、いろんな意味で安全性には寄ってくるじゃないですか。AIで作成して人間がケガしたりはしない。リスクは減らせる。そういうようなプラスはある」とした上で「けれども、人間の感動っていうのが、どこに感動していくのか?っていう部分を考えると、ちょっとモヤモヤする」と素直な感想を吐露した。

 これに元TBSアナウンサーでジャーナリストの下村健一氏は「あとこれは、80%削減できたっていう話があったけども、時間も金も労力も浮きます。浮いた分を人間にしかできない手間の方に振り向けることができれば、これからもっとクオリティー上がっていく。だけど、単に手間を省くことで終わるんだったらダメ。そこが分かれ道になると思いますね」とうなずいた。

 長野も「これは制作者の矜持と、信念みたいなものによってきますね。だから、作品の良質なものと、そうでないものの差がどんどん開いていきそうな気もちょっとします」と私見を述べた。