レスリングの世界選手権7日目(30日、カザフスタン・アスタナ)、男子フリースタイル97キロ級決勝で吉田アラシ(三恵海運)はカイル・スナイダー(米国)に敗れ、金メダルを逃した。初戦で五輪優勝経験者のイラン選手を下すと、準決勝では2024年パリ五輪金メダルのアフメド・タジュディノフ(バーレーン)に勝利。決勝では難敵に敗れたものの、銀メダルを獲得した。

 イラン人の父と日本人の母を持ち、幼少期から父が経営するレスリングクラブで腕を磨いた。体格の大きい海外勢に苦戦を強いられ、パリ五輪出場は逃したが、28年ロサンゼルス五輪に向けて再出発。25年世界選手権、直近の愛知・名古屋アジア大会では銅メダルを獲得していた。

 かねてロサンゼルス五輪金メダルに意欲を見せていた吉田。夢の実現に向けて、着実に前進している。