レスリング女子で五輪3連覇の吉田沙保里(44)が、28日に徳間ジャパンコミュニケーションズよりソロアーティストとしてデビューする。16日には、東京・亀戸香取神社でヒット祈願。アスリートの聖地として知られる同神社の本殿で、関係者らとともに祈祷を受けた。
その後の取材で、吉田は歌手デビューへの思いを熱弁。「(歌は)小さい時からずっと好きで聴いていた。試合や出稽古の際には、父が運転する車での移動が多く、(車中で流れていた)演歌を聞いてそれを覚えていた。合唱コンクールでも、張り切って練習していた」と幼少期を振り返った。
世界選手権13連覇など数々の偉業を達成した現役時代には、歌に背中を押されていたという。「音楽の力は本当にすごいなと感じていた。リラックスもできるし。好きだったNEWSの曲を聴いて、頑張ろうと奮い立たせていた」と明かした。
〝霊長類最強女子〟と称された一方で、2008年には公式戦連勝記録が119で止まった。選手時代の苦い経験も歌詞には込められている。「競技を経験してきたことで思っていたこと、試練や(歌詞にもある)『最後は気持ち』など、そういう言葉もずっと使っていた。負けた時に負けた人の気持ちが分かり、切磋琢磨する仲間がいたから頑張れた」と熱く語った。
今回の歌手デビューは、趣味の弾き語りの様子を見たディレクターからオファーを受けて実現した。吉田は「CDを出させてもらって、うれしい限り。この曲でまずは、頑張っている人の背中を押せたら」。アスリートも含め、歌で多くの人々に勇気を与えていく。













