世界的人気ガールズグループ「BLACKPINK」のリサ(29)が、自身のドキュメンタリー映画「Always Lalisa」で、過去の人種差別発言をめぐる騒動について率直な思いを語った。映画では、練習生時代に撮影された映像が流出し、大きな批判にさらされた当時の葛藤に迫っている。英BBCが11日報じた。

 問題となったのは、リサらBLACKPINKのメンバーが、米ラップ曲を練習中に歌唱する10数年前の映像で、英語の差別的表現をそのまま口にしていたことだった。騒動は昨年の米音楽フェス「コーチェラ」出演時に拡大し、一部ファンからは謝罪を求める声が上がった。だが、所属レーベルはメンバーによるコメント発表を認めなかったという。

 ドキュメンタリーの中でリサは、「当時は15歳か16歳だった。タイ出身で英語が母語ではなく、その言葉の重みを理解していなかった」と説明。「今は教育を受けて意味を知ったので、絶対に同じことはしない。でも私が間違っていた」と、自らの非を認めた。

 BBCによると、映画ではさらに、騒動後に殺害予告を受けながらも仕事を続けた苦悩や、「批判はある程度受け入れなければない。でも、時には限界を超える」と語る姿も収められている。同作のスー・キム監督は、リサが1時間にわたって本音を語り続けたと明かし、「非常に誠実で、人間味あふれる瞬間だった」と振り返った。

 一方、BBCは作品の大きな軸が、「リサがK-POPから距離を置き、欧米市場でのソロ活動に挑戦する姿」だとしている。韓国の大手芸能事務所YGとの契約を終え、米RCAレコードと新たな契約を締結。恋愛や私生活まで制約される環境に疑問を抱きながら、世界的スターとして新たな一歩を踏み出す決意が描かれている。

 映画は日本では今月12日、14日、17日の3日間を中心に、一部劇場で限定公開される。