イングランド・プレミアリーグのアストンビラに加入した日本代表GK鈴木彩艶(24)が31日(日本時間1日)、ホーム・アーセナル戦に先発出場。待望のプレミアデビューを果たした。チームは0―1で敗れたものの、鈴木は失点の場面を除けば攻守にわたって好プレーを披露。ウナイ・エメリ監督は新守護神に及第点を与えた。

 イタリア1部パルマから加入した鈴木は、開幕節(23日)のアウェー・ブライトン戦で出番なし。ベンチから戦況を見守り、チームは0―4で大敗を喫した。立て直しが急務のなか、背番号1がホーム初戦で先発出場。攻守にわたって存在感を発揮した。前半25分、ゴール前で相手選手のヘディングシュートを右手でパンチング。鋭い反応を見せてスタンドを沸かせた。同28分にはゴールキックを敵陣深くに蹴り込み、チャンスを演出する場面もあった。

 しかし後半14分、アーセナルに先制点を許す。ゴール前でパスを受けたFWブカヨ・サカに右足で押し込まれ〝プレミア初失点〟を喫した。それでも、同30分にはMFカイ・ハベルツと1対1になる大ピンチで体を張ってビッグセーブ(判定はオフサイド)。その後も失点を許さず、試合終了のホイッスルを迎えた。

 エメリ監督は開幕2連敗の結果に「もちろん負けている時はつらいし、満足できるものではない」としながらも「非常に前向きな点もあった。個々に見ても、鈴木や(ニコラス)ジャクソンのようにデビュー戦に起用した何人かの選手は本当に素晴らしいプレーを見せていて、落ち着いてプレーできていた」とプラス材料を強調。新守護神に及第点を与えた。

 鈴木の新たな挑戦は始まったばかり。ここからチームにフィットしていけば、さらなる好プレーが期待できそうだ。