人気アイドルグループ「CUTIE STREET」の日本武道館公演(8月25、26日)の会場周辺において、購入されたCDが不法投棄される事態が複数発生したことが波紋を広げている。
運営側は一時販売を停止し、CD現物を渡さない「全数予約販売」へ急きょ変更する対応を余儀なくされた。晴れ舞台を応援するファンのマナー違反が起きてしまったが、今回の混乱の背景には、CD購入者に提供される〝特典抽選会〟があるという。
ファンは音楽コンテンツとしてではなく、メンバーとの「お見送り会参加券」など付随する特典を狙ってCDを購入。その結果、目的を果たした後の「特典なしのCD現物」が不要物と化し、会場周辺や近隣施設への放置・不法投棄へとつながってしまった。
2024年にアソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」からデビューし、デビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」でブレークした同グループ。10~20代の若者に絶大な人気を誇るが、だからこそ今回の問題が起きた側面もある。
事情に詳しいレコード会社スタッフの話。
「今の若者はCDで音楽を聴く文化がなく、CDプレーヤーなども持っていない。CDがどんなものかさえ知らないファンがいるほど。アイドル現場では、ファンがCDをフリスビーのように投げて遊んでいる者までいる。ゴミ箱があればそこに捨てていたんでしょうが…今回の不法投棄はそうした現実があるんです」
不法投棄自体はファンのモラル欠如以外の何物でもないが、音楽本来の価値が軽視されることにはなってほしくない。
「今後、武道館でアーティストが大量購入を招く特典付きCD現物を売ることが難しくなるかもしれない」(同)
ファンのマナー違反で一番悲しんでいるのは、メンバーであるはずだ。












