女優の明日海りお、キムラ緑子、俳優の中尾明慶が、舞台「詩と音楽の光景『エレクトラ』」(12月13日~30日、東京建物ぴあシアター)に出演。このほど取材に応じ、心境を語った。

 原作は、ギリシャ悲劇。明日海とキムラのW主演で、復讐と正義の連鎖を、言葉と音楽で立ち上げる。

 父を殺した母への復讐に取りつかれた娘・エレクトラを演じるのは、元宝塚花組トップスターの明日海りお。「役柄について「葛藤しながら自分の正義や信念を貫く、強くもあるがもろさを持った女性」とにっこり。

 この作品は「本当にお芝居を愛せているかどうか試されているような、武者震いする感覚」と明かした。

 キムラは、エレクトラの母・クリュタイムネストラを演じる。作品を「狂気の世界。エレクトラの狂った様が強烈」とし、自身の役を「印象としては悪女というイメージもあるが、ものすごく柔らかな部分があり、この人にはこの人の正義がある」とアピールした。

 中尾は、エレクトラの弟・オレステスを演じる。「(役の)葛藤や苦しさは、僕自身が生きてきた人生では、まだ背負いきれるものではない。それを12月までに何とか掴んで舞台に立ちたい」と意気込んだ。

 お互いの印象についても言及。キムラは、明日海に「オーラが別格に違った! 歌はもちろんだけど輝いていて、エレクトラにぴったりの方」といい、中尾に「ムードメーカー。中尾くんがいてくれるだけで本当にありがたい」と笑顔を見せた。