長州小力の復帰には西口プロレスからの温かいエールがあった――。

 道交法違反容疑で書類送検されたものまねタレントの小力が25日、東京・新宿FACEで行われた「西口DXプロレス 8月大会」でリング復帰を果たした。

 小力は今年4月、東京・中野区の路上で無免許の状態で車を運転し、赤信号を無視したとして同月に書類送検(6月に不起訴)。翌5月に所属していたお笑いプロレス団体「西口プロレス」から解雇されていた。

 この日の復帰戦で対戦相手となったのは「安田大サーカス」クロちゃん。小力はチョップ合戦後のラリアットで見事勝利を収めた。

 試合後に取材に応じ、自省の日々をこう振り返った。

「当時は戻りたいなって思っても、自分から戻りたいなんて言ったら、反省にもならない。とりあえず待っているだけでした」。そして改めて「事件はよくない。いいものに変えないといけないと思った」といい「会社から『もう一回やりますか?』と連絡が来たので、それは『はい』と。素直にうれしかった」と復帰までの経緯を明かした。

紙テープを巻き取る長州小力(右)とクロちゃん
紙テープを巻き取る長州小力(右)とクロちゃん

 西口プロレス側もそんな小力を受け入れたようだ。出場にあたっての条件はなし。その理由を同団体の関係者がこう明かした。

「西口プロレスに小力は約25年間、何があっても出場してきました。大きなテレビの仕事があっても、休むことはほぼなかったんです」

 また、長く親しんだ会場である新宿FACEが9月末をもって閉館することも関係しているという。

「新宿FACEがなくなる前に、なんとか小力をリングに上げたいという気持ちでした。6月に不起訴となっていますし、事件からは4か月経ってますので、復帰してもらいたいと思ったんです」(同)

 小力は関係者に「申し訳ない、迷惑をかけた」と謝罪。復帰が決まった後は、気合を入れ直してこの日の復帰戦に備えた。

 同関係者は「みんなに笑いを届けたい、笑顔を届けたいという一心なんだと思います」と小力の胸中を代弁した。