俳優・香川照之(市川中車=59)の長男で歌舞伎俳優の市川團子(だんこ=21)が、俳優の小栗旬(42)が社長を務める芸能事務所「トライストーン・エンタテイメント」に所属したことが話題だ。今後、父のように映画やドラマなど映像作品で活躍することが注目されるが、なぜ今回、同事務所に所属することになったかというと――。

 同事務所の公式サイトは15日、「この度、市川團子(五代目)が弊社トライストーン・エンタテイメントに所属する運びとなりましたことをご報告いたします」と発表。團子も同日、自身のインスタグラムで事務所所属を報告。「これからも変わらず、一生懸命に精進して参ります。皆様におかれましては、今後とも御指導、御鞭撻(べんたつ)の程をお願い申し上げます」とつづった。

 團子は2012年6月、「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」ワカタケル役で初舞台を踏み、5代目市川團子を襲名。祖父は市川猿翁さん、父・中車が当主を務める歌舞伎の名門「澤瀉屋」の出身で、若手花形として活躍中だ。

「團子さんは歌舞伎界の未来を考え、若い世代にアピールするために積極的にSNSで発信したり、女性誌などにも登場。新たなファン層の拡大につなげてきた。まさに團子さんのお父さんがそうですが、今は歌舞伎俳優がドラマや映画などで活躍することが当たり前の時代。團子さんも『澤瀉屋』の将来のためにも、活躍の場を広げる覚悟なのです」(梨園関係者)。

「トライストーン・エンタテイメント」といえば、綾野剛や田中圭、山口祥行、間宮祥太朗、赤楚衛二、伊藤健太郎、女優の木村文乃、原菜乃華らが所属。芸能界に確固たる地位を築いている。香川が息子を預けるには心強い上に、自身と小栗との絆もあるという。

 小栗と香川は07年公開の映画「キサラギ」や05年のドラマ「救命病棟24時 第3シリーズ」(フジテレビ系)、21年の「日本沈没―希望のひと―」(TBS系)など多くの作品で共演。2人は15歳以上の年齢差はあるが、お互いをリスペクトしてきた。

「小栗さんは現場でスタッフに声をかける時も必ず名前で呼ぶようにしていて、全員の名前を覚えているが、それは香川さんの影響だった。一方、小栗さんが先輩俳優にもしっかり意見したり、後輩が演技に苦しんでいれば相談に乗ったりする人間力を香川さんは絶賛。小栗さんが以前から俳優の地位改善を訴え、労働組合の必要性を公言してきたことも知っており、大切な息子を小栗さんに預けたいと掛け合ったとか」(芸能プロ関係者)

 また、これから團子が〝俳優デビュー〟を果たせば、香川にとってもメリットは大きいという。

 香川は22年8月に銀座のクラブホステスへのハラスメント報道で、当時出演していた番組などを降板。今年4月から5月に放送されたWOWOWドラマ「災(さい)」で、約3年ぶりにドラマ復帰を果たしたが、まだまだ完全復活とはいかない状況だ。

「團子さんの芸能事務所所属で、ファンからはドラマなどで〝父子共演〟を期待する声も出ている。実現すれば、大きな話題になるでしょう。香川さんにとっても、地上波ドラマ復帰への後押しになる」(同)。

 父子で活躍する姿が見られそうだ。