11日のフジテレビ系ドラマ「今夜、秘密のキッチンで」第10話で、主人公の主婦あゆみ(木南晴夏)の義母京子(筒井真理子)が〝復活〟。あゆみにビンタをかます毒姑ぶりを見せた。
モラハラ夫の渉(中村俊介)に責められキッチンドランカーになりかけたあゆみが、事故で意識を失い〝幽体離脱〟したシェフの「Kei」こと慧(高杉真宙)と自宅キッチンで出合ったことから始まったドラマ。2人は料理を通じて愛情を深める。意識が戻った慧はあゆみ宅での記憶をなくしたが、徐々に思い出してリアルな人物としてあゆみに近づく。あゆみも受け入れるが、渉が許さない。スマホを取り上げ外出禁止を命じ、母の京子を監視役に呼んだ。
京子は目ざとく、飾りの絵画で隠されていた壁の穴に気づく。あゆみに怒りの鉄拳を振り上げた渉が、代わりに壁を突いてできたのだった。「これ、渉がやったの?」と問うや、右から大きく手を振って一発見舞った。あゆみをすぐに追い出したいが、渉が望まないとして、京子は「またあの子を裏切るようなマネをしたら、あなたに何をするか分からない」と言い放った。
もともと〝干渉母〟としてファミリー企業の社長である渉の仕事や、あゆみの子育てに口出ししてきた京子。この2、3話は登場が途絶え、毒姑が今回復活した形だ。
筒井はフジで消えていた間、テレビ朝日系「余命3ヶ月のサレ夫」で怖さ全開で魅せてきた。幼子がいる会社員の葵(白洲迅)が、裏切りの不倫妻美月(桜井日奈子)と闘っていく物語。焦点は1億円の保険金。受取人は美月と幼子の蓮だが、美月は葵の死後に不倫相手ケンジ(高橋光臣)と結婚し、2人で山分けしようと目論む。そこに介入してきたのが美月の母・彩美(筒井)だった。
不倫がバレても開き直る美月は二枚、三枚腰のしぶとさを見せるが、彩美にだけは恐れをなす。幼い頃の美月を放置した彩美は〝後妻業〟で刑務所を出たり入ったり。美月は「母は死んだ」としてきたが、ここにきて不幸にも現れてしまった。
真っ赤や真っ青など原色ハデハデな装いに、顔をゆがめて「それジャバねー」「気にくわな~い!」と叫ぶ不気味さ。果物ナイフをテーブルに突き立てる〝凶気〟、病室に忍び込んでベッドで眠る葵を見る神出鬼没ぶりも恐ろしさを増す。
美月が頼る自己中の義父に対し「いるんですよねぇ、あなたみたいな夫って。怒鳴る、決めつける、謝らない」と本質をついた毒づきをすれば、美月にも「さんざん見下してきた真面目でつまんない夫に負けちゃってさあ」と指摘し、義父も含めて哀れだと一刀両断。
「そろそろワタシの出番かな」と彩美。「秘密のキッチン」とともに、筒井の〝毒演〟が盛り上げる。












