歌舞伎俳優の香川照之(市川中車=60)が、息子・團子(だんこ=22)のさらなる成長のために、ひと肌もふた肌も脱いでいるようだ。一部週刊誌では不仲が報道されていたものの、香川は芸能界のツテをたどって奔走中。「すべては團子のために…」と父親の背中を見せた3つの〝策〟に迫る――。
息子の團子(本名・香川政明)は、照之の長男として生まれ、2012年「スーパー歌舞伎 ヤマトタケル」で五代目市川團子を名乗り、初舞台を踏んだ歌舞伎界のプリンス。その後、めきめきと才能を開花させている若手歌舞伎俳優の注目株の一人だ。
現在は歌舞伎界のみならず、父・照之のように俳優業にも力を入れている。25年には小栗旬が社長を務める芸能事務所「トライストーン」に移籍。本格的に俳優業に進出した背景には照之の奔走があったという。関係者の話。
「團子さんの移籍には、照之さんの働きかけがあったといいます。もともと團子さんのスケジュール管理は『中車と團子の会』が担っておりましたが、照之さんは、團子さんが小栗さんにあこがれていると知り、行動したそうです」
團子は現在放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に森乱役で出演中。前出関係者は「初登場の際には堂々たる演技で話題となりましたが、大河出演は照之さんも気にかけているようなのです。照之さん自身『春日局』や『利家とまつ』、『龍馬伝』など、大河に複数回出演しており、自身の経験を伝えたそうです」と明かす。
本業も忘れてはいない。照之と團子が父子共演した「スーパー歌舞伎 もののけ姫」が今月23日に千穐楽(千秋楽)を迎えたばかり。ここにも照之の〝父の愛〟があった。
大物俳優として知られる照之だが、歌舞伎への挑戦は困難もあった。照之の父は歌舞伎俳優の二代目市川猿翁で、母は女優の浜木綿子。歌舞伎の御曹司として誕生したものの、幼い頃に両親が離婚し、香川は歌舞伎ではなく俳優の道へと進んだ。
その後、俳優として成功を収め、11年に九代目市川中車を襲名。一から演技を学び翌年、初舞台を踏んだ。
俳優一筋だった照之が、この〝いばらの道〟を選んだのも、團子のためだったという。
「息子の成長や成功の道筋を整えるための選択だったようです。それは配役を見てもわかります。今回の『もののけ姫』では乙事主役として、〝人ならざるもの〟の役に徹しています。正直もっといい役でもいいですが、あくまで主役は團子。徹底して、息子を盛り上げようとする気持ちが伺えます」(同)
役者として、父親として、照之の團子にかける思いは大きい。












