CDが売れなければ解散を表明している2人組アイドルユニット「バニラビーンズ」が崖っ縁に立たされている。

 2007年に徳間ジャパンからメジャーデビューしたレナとリサのユニットは、活動8周年となる今年、エイベックスに移籍。だが、そこで出された条件がシングル「女はそれを我慢しない/ビーニアス/lonesome X」(18日発売)と来年発売予定のアルバムを合わせて出荷枚数1万5000枚を超えないと解散というものだった。

「乱立するアイドルグループの中で、北欧から来たアイドルという設定の洗練されたビジュアルで、テクノポップやサブカル系の音楽を取り入れるなど、独自の路線でコアなファンを付けてきた」とレコード会社関係者。昨年は人気カプセルトイ「コップのフチ子」公式テーマソング「きっといい場所(フチ)」をスマッシュヒットさせた。

 ただ「このままダラダラやっていても先細り感はぬぐえないと、大勝負に出たんです」とは音楽関係者。それが1万5000枚超の条件だった。

「売れなかったら引退」「達成しなかったら解散」などと宣言するアーティストはこれまでにもいたが、実際に引退、解散した例は聞かない。だからこそ「解散商法」などと非難を浴びることもあるが「ダメなら本当に解散。ホームページでも枚数を出していますが、2人にも本当に到達しなければ、解散させると通達していて、目の色が変わっている」(同関係者)というから、公約は本物だ。だが、肝心の売れ行きはかなり厳しそうだ。

「CDが売れる時代でなく、アルバム5000枚という数字はなかなか難しい。だからこそ、シングルは発売初週で1万枚をオーバーしないといけないのに、6000~7000枚ですからね。2人は『10周年を迎える』を合言葉に必死にPRに駆けずり回ってますが…」と同関係者。

 音楽業界内では「良質な音楽を作るアイドルなので、何とか頑張ってほしい」といった声は上がるが、果たしてユニットの行方はいかに。