カントリーミュージック界の象徴的存在である大御所女性シンガー、ドリー・パートンさんが25日に80歳で亡くなったことを受け、テネシー州のナッシュビル国際空港を彼女にちなんで改名する運動が急速に勢いを増している。米誌ピープルが26日、報じた。

「ナッシュビル国際空港(BNA)をドリー・パートン国際空港に改名せよ」と題されたオンライン署名大型プラットホーム「Change.org」の請願書は、ドリーさんの甥であるブライアン・シーバー氏が、彼女の死去を公表してわずか数時間以内に、10万件以上の署名を集めた。

 このキャンペーンはドリーさんの生前から、テネシー州在住のリディア・ポポビッチ氏とダン・ディオン氏によって2025年1月21日に開始されていた。当時、請願者たちは「州と世界に多大な貢献をしてきた象徴的存在であるドリー・パートンを称えるため」に、空港をドリー・パートン国際空港に改名するよう求めていた。

 その大スターが「短い闘病生活」の末に亡くなった後、このキャンペーンは再び活発化した。26日夜の時点で、署名数は10万件を超えているという。

 ポポビッチ氏とディオン氏は25日に共同声明文で「彼女の死後、数万人の支援者が新たにこの嘆願書を訪れ、署名してくれました。このあふれれる支援は、私たちの活動を再び活気づけてくれました。ドリーは記憶され、称えられるに値する人物です。テネシー州、そして世界中に彼女の輝きと魔法を分かち合う、素晴らしい方法ですね」と述べている。

 ナッシュビル在住の人気女性ロックシンガーのシェリル・クロウも「ナッシュビル空港をドリー・パートン空港に改名しようという話が出ているんです。私は『そうよ!そうするべきだと思うわ』と同感します」と、25日にChange.orgの公式インスタグラムに掲載されたニュースキャスターのケイティ・クーリックとのインタビューで語っている。

 今回の請願は、テネシー州共和党のトッド・ワーナー州下院議員からも支持を集め、同氏はコメント欄に同空港の前年度解決末の12億ドル(約1900億円)の歳入黒字を指摘した。

「これはドリーと、彼女が州や国のために成し遂げてきたことへの素晴らしい賛辞になると思う」とワーナー氏は付け加えた。

 ナッシュビル市議会議員のラス・ブラッドフォード氏もこの運動を支持しており、すでに空港公社の理事会メンバーに連絡を取り、名称変更を進めていると語った。ただし、最終決定は理事会が行い、連邦航空局の承認も必要になるとも語っている。