昨年73歳で亡くなった世界的歌手オリビア・ニュートン・ジョンさんの国葬が26日、オーストラリアの出身地メルボルンで執り行われた。一人娘で歌手のクロエ・ラッタンジー(37)を始め、親交のあった米歌手マライア・キャリーや英歌手エルトン・ジョンら多くの友人らも参列した。

 オーストラリアの国葬という形で行われた追悼式で、クロエは「私はあなたの前でここに立ち、力強く、自信を持ってしっかりと話したいと思っていますが、実際は今、自分を、母親を失い、迷子になった幼い子供のように感じています」とし、「母は私の安全な場所であり、指南役であり、私の最大のファンであり、私が立つ大地そのものでした」と追悼文を読み上げた。

 また、エルトンはオリビアを「すばらしい自然の力を持った人」と称え、同郷の歌手カイリー・ミノーグの妹で歌手のダニー・ミノーグは、オリビアの影響で歌手を目指したと明かし、その死を受け止めることは、まだできていないと述べた。

 米カントリーミュージックの大御所ドリー・パートンは、オーストラリアの人たちに向け、「(オリビアは)あなた方の誇り。世界はあなた方と共に弔意を示している」とあいさつ。「何度も一緒に歌う機会があり、私の大切な友人であり、エンターテイナー仲間」とし、オリビアの曲名に絡め、「I Honestly Love You(心から愛しています)」と追悼した。

 追悼式には豪州出身のカントリー歌手キース・アーバンや俳優ヒュー・ジャックマン、米歌手ピンクらも出席した。

「そよ風の誘惑」や「フィジカル」などの楽曲で1970年代~80年代、世界的に高い人気を誇り、グラミー賞を4度受賞したオリビアは昨年8月8日、30年以上にわたる乳がんによる闘病の末、亡くなった。