小田原競輪GⅢ「開設77周年記念 北条早雲杯争奪戦」は3日、準決勝をメインに3日目を開催し、11Rでは単騎の坂田康季(28=佐賀)が大仕事をやってのけた。

 4日制のGⅢでは今年2月の高松記念in小松島以来となる準決勝の舞台で特大ホームランをかっ飛ばした。単騎ではやることも限られていたが「緩んだら長い距離でも一気に行こう」と腹をくくり、打鐘前の攻防で北井佑季が関東3車に退けられたところを勝負どころと読んだ。

 打鐘を合図にグングンと加速。最終1センターでは自力に転じた嶋津拓弥、同2角付近で武田亮の番手から発進した鈴木竜士を一気に抜き去り、そのまま先頭でゴール線を駆け抜けた。2着は鈴木、3着は杉森輝大で3連単2万円超。Gレースでの決勝進出は自身初で「踏み出した時は怖さもあったし、まさか1着まで行けるとは思っていなかった」と〝うれしい誤算〟を素直に喜んだ。

 まだまだ成長途上との認識はある。「先行で勝ち上がっていきたい」との考えから「フレームだったり、乗り方を考えながらやっているところ」だが「少しずつ結果に結びついているのかな」と手応えを感じることもできた。

 伊藤旭の番手で臨む決勝はS班戦士の郡司浩平ら相手も強力だが、前を信じて限られたチャンスにかける。