ボートレース戸田のGⅡ「第8回全国ボートレース甲子園」が7日に開幕する。各都道府県の代表が故郷のプライドをかけて激突。本格的な夏を迎えようとしている戸田水面で白熱バトルを展開する。注目は地元・埼玉県代表の佐藤翼(35=埼玉支部)だ。

「甲子園というよりは戸田のグレードレースですからね。しっかり頑張りたいです」――。元高校球児だが〝甲子園〟へのこだわりよりも埼玉支部の主力としての責任感が先に立つ。

 当地SGでは2024年ダービーで準V、昨年のグラチャンも優出4着ときっちり結果を残している。また、ボートレース甲子園は2022年から5年連続5回目の出場。初出場となった2022年の下関大会では優出4着。その後もすべて準優進出。過去4大会は予選敗退なしと安定した走りを見せている。

 今年も5月の浜名湖SGオールスターで優出5着などリズムは悪くない。当然、地元・甲子園大会での活躍に期待が集まる。「あまり流れとかは関係ないと思っています。とにかく目の前の大会、レースに集中する。それだけですね」とキッパリ。〝一走入魂〟の姿勢を貫く。

 その思いを象徴するのがピットでの仕事ぶりだ。レース後はペラ調整、整備、試運転などに時間を費やし、ほとんど手や足を止めている時間はない。一歩でも前に進むことを目指して作業に没頭する。

 地元の戸田水面では38優出5V。今年も主力が集結する正月シリーズを制した。ただ、調整面に関しては「戸田はこうすればいいというパターンみたいなものがないんですよね。だから、いつも行ってみてどうするかを考える感じ。その時々で調整が違うんですよ。そういう意味では地元だから、というアドバンテージは少ないんじゃないかと思います」と明かす。

 もちろん全くアドバンテージがないわけではない。「ピットの作業という面では慣れている場所ですから、そこは有利と言えば有利かもしれませんね」という。

 現在、賞金ランクは21位。3年連続グランプリ出場も十分、狙える位置につける。「今年の最終的な目標はグランプリになります。でも、やっぱりそれも目の前のレースでしっかり結果を出さないとダメですからね。一走一走の積み重ねと思っています。今は地元戸田のGⅡで精いっぱい、頑張る。それだけです」。

 埼玉県代表として結果につなげるため、いつも通り目の前のやるべきことに全力を注ぐ。