お笑いタレントの明石家さんまが4日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。老衰のため91歳で亡くなった歌手・美輪明宏さんの思い出を語った。
さんまは自ら美輪さんの訃報に触れ「美輪さんは本当に、(村上)ショージも一緒に俺たち番組やってたんですね、深夜で。だから深夜しかダメだって言われた時でしたからね、美輪さんを出すのはね。だから深夜にわざわざ美輪さんとやりたいがために、レギュラー番組をやって」と回想。
美輪さんとの初対面は、元妻の大竹しのぶがIMALUを妊娠していた時期だそう。当時、医師から「外を歩いてください」と指示されたため、大竹と2人で散歩するのが日課になっていたが「そしたら、近所に住んでらっしゃって、美輪さんが。ピンクのジャガーが、俺らが歩いてたらブーンって行って。『かわいらしいジャガーやな』と思ったら、急にブーンってバックして止まって。ウィ~ンって窓開いたら、美輪さんが『幸せそうねぇ』言うて、去って行かれて。それが美輪さんと、ひょっとしたら初めてばったり会った日で、それからレギュラー始めたんかな」と振り返った。
レギュラー終了後もさんまからの〝指名〟で美輪さんとよく共演したといい「とにかく会いたくなる人で。昔の苦労話から聞くと、すごいからね。もちろん原爆のこともあるけども。それから生き延びてきてて、それでああいうキャラクターになられてっていうか。新聞にやで、一面に『国賊』って書かれて。要するに『こいつは国にとって悪いやつだ』っていうことで。ああいう人やから、あの時日本はそんなの認めないような時代やから。『国賊』って書かれて、新聞の一面と戦ってきた人やからな」としみじみ。
美輪さんの言葉には不思議な力があったそうで「あの人が言うことは間違いないっていう。『こうした方がいいわよ』『ああした方がいいわよ』っていうことは。全部、『こっちが正しいんだ』って思うような存在やな。もう本当に神に近づいた人だったような気がするわ。そんなだけのいろんなことがあったりしながら。そして堂々と、そして面白く、それを語れるっていう。すごい人が亡くなられたのは事実なんですけども。とにかくいろんなことを教えていただいて、いろんな話を聞かせていただいて、本当に俺は幸せでしたね」と感慨深げに語った。
先月に中村玉緒さんが亡くなったばかりだが、さんまは「俺が世話になったすごい人たちがね、亡くなってっていうことやねんけども。それぐらい俺たちは年を取ったという…。『世話になった人がなんでやねん』『こんだけ俺が大事にしてた人が、なんでやねん』と思うねんけど、『そや、歳や…』って」と苦笑していた。












