俳優の佐藤二朗(57)と女優・橋本愛(30)のトラブルが物議を醸している。
1日配信の「文春オンライン」によると、6月23日に最終回を迎えたフジテレビ系ドラマ「夫婦別姓刑事」の現場で佐藤が橋本の楽屋に乗り込み、キャリアを全否定する発言をしたというのだ。撮影中の身体的接触をめぐり、認識のズレが伏線としてあった。
その後、フジテレビが外部の弁護士に調査を依頼した結果、佐藤の言動を「ハラスメント」と認定したという。フジは2日に発表した声明の中で、佐藤に厳重注意を行ったことを認め「当社は、過去に辛い経験をされた方に対して、それによる不自由や制限を当然に受け入れるべきだという意見には与しません」などと立場を示した。
一方、佐藤の所属事務所は「ハラスメントに該当する事実は確認されておらず、そのような評価は適切ではない」と反論。佐藤本人も事務所を通じて「すべての『事実』が明らかになる日が来ることを、切に祈ります」とコメントするなど、橋本側との対立は深まっている。
ここまでこじれた背景にあるのは、橋本のハラスメントに対する考え方だ。2022年9月、第35回東京国際映画祭のアンバサダーを務めた際、映画界の課題に言及し「一番はハラスメント、労働環境の問題だったり。自分が現場を経験していて思うことはたくさんあって…」と切り出した。その上で「一番感じるのは、世代間の溝というか。上の世代の方が、積み重ねてきたものを大事に守り抜いていこうだったり、自分の功績に誇りを持って、もの作りに関わっている姿勢は素晴らしいものだとは思うんですけど。一方で若い人たちの声をちゃんと聞こうという姿勢が…。もう少しお互いに聞き合う姿勢が大事だなと思います」と踏み込んだ。
今回の佐藤側の声明で橋本に対する謝罪の言葉はない。
「今回の件はまさに橋本さんが懸念していた問題点そのもの。佐藤さん側からの謝罪はなく『ここは譲れない』という思いはあるでしょう」とは芸能プロ幹部。
タイプの異なる2人の共演だけに、制作元のフジテレビに対しても、橋本側が身体接触に関する懸念点をプロデューサーに伝えた時点で「(性的なシーンなどをサポートする)インティマシーコーディネーターを入れるべきだった」という意見も聞かれる。
いまだ解決の糸口は見えない――。












