日本テレビの山本紘之アナウンサー(37)が21日、サッカー・北中米W杯で日本のグループリーグF組第2戦チュニジア戦(メキシコ・モンテレイ)の実況を務めた。解説の元日本代表MF本田圭佑(40=シンガポール・ジュロン)とともに熱狂を伝え、役割を完遂。入社16年目アナは五輪メダリストからも評価されていた。
山本アナと本田は後半24分、試合会場のメキシコが親日国家であることに触れた。その上で山本アナは本田がパチューカ(メキシコ)所属時、モンテレイでプレーした過去を指摘。当の本田は記憶になかったようで「このスタジアムで?」と確認し、山本アナが「2度ほどプレーされてます」と返すと、本田は「めっちゃ詳しいっすね」と感嘆した。山本アナの事前準備の周到さがうかがえた。
同24分にMF伊東純也(ゲンク)がダメ押しの3点目を挙げた際には、伊東と日本代表のそれぞれの愛称「イナズマ」「サムライブルー」に引っ掛けて「ニッポンの青いイナズマ!」と表現。SMAPの代表曲「青いイナズマ」(1996年)をほうふつとさせた。
15日の第1戦オランダ戦で、実況を務めたNHKの小宮山晃義アナ(42)が解説の本田からの予測不能な質問に当意即妙に対応。それだけに今回の実況にも注目が集まっていた。
山本アナはどんなアナなのか。
2024年パリ五輪サッカー男子の日本―スペインで実況するなどスポーツ実況を歴任。「ZIP!」なども担当している。
日テレ内で高い評価を受けたのが、25年4月放送の「ZIP!」だった。16年リオデジャネイロ五輪カヌー男子で銅メダリストの羽根田卓也(ミキハウス)にインタビューし、パリ五輪後の現役続行を巡る思いについてじっくり聞いた。
日テレ関係者の話。
「山本アナはインタビュー後、羽根田選手から『自分でもここまでしゃべるとは思わなかった』と打ち明けられました。インタビュー相手から本音を引き出したわけで、『ZIP!』での放送も高く評価されたんです」
スポーツマンでもある。日テレ公式サイトの当人プロフィルなどによると、小学生の時にソフトボール、テニス、バスケットボールを経験し、中学からサッカーに挑戦した。ポジションはFW。高校時代にはJ1柏ユースでプレーし、明治大では北中米W杯メンバーの長友佑都(FC東京)の2年後輩だった。
「俊足で運動神経が抜群。将来の夢は小学生の時がプロ野球選手、高校生の時がJリーガーでした」(前出関係者)
プロの選手にはなれなかったが、プロとして選手の魅力を伝える側に回り、パリ五輪での実況などを経て、サッカーの祭典で熱狂を伝えた。












