低予算番組が世界を驚かせるかもしれない。
関西テレビの岡宏幸社長が19日、同社で「2026年 新年社長記者会見」を行い、同局制作の番組「座王」(金曜深夜0時45分~)の海外展開を明かした。
同番組は17年よりレギュラー放送中の人気お笑い番組。千原ジュニアがMCを務め、芸人たちが大喜利やモノマネなどのお題が書かれたイスを取り合いネタバトルを展開、審査委員長の判定を勝ち抜き、最後まで残った1人が〝座王〟となる「笑いの総合格闘技」だ。
この日、岡社長は同局と吉本興業がフランス・パリのエンターテインメント企業である「バニジェイ・エンターテイメント」とフォーマット契約を交わしたと発表。岡社長は「今後23の国と地域でローカル版の制作配信に向けた展開が始まる。もとをたどると恥ずかしながら非常に制作費が厳しかった。がらんとしたセットも実はお金がなくて…。ローカルの深夜で始めた番組が時折ネット番組として単発で放送でき、武道館でイベントをできるまでになったということは非常に感慨深い」としみじみ語った。
現時点でドイツとイタリアが興味を示しており、番組スタッフは「ネタの出し方やカメラの撮り方」といった内容を記した150ページに及ぶマニュアル本を鋭意製作中という。
テレビ各局は近年、コンテンツの海外輸出に力を入れている。今年も日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の人気企画「絶対に笑ってはいけない」シリーズの海外展開が発表された。
過去には86~89年にTBS系で放送された「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」の番組コンセプトが海外展開され、現在までに150か国以上で現地版が制作されている。同局の「SASUKE」に至っては、DNAを継承した「障害物レース」が、28年ロサンゼルス五輪の正式種目に採用された。「座王」もあとに続けるか――。












