【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。アイドルグループ嵐が5月31日にラストライブを行いましたね。5人全員の顔と名前を国民みんながわかる、文字通りまさに国民的な伝説のアイドルでした。STARTO ENTERTAINMENTの後輩アイドルだけでなく、すべてのアイドルに及ぼした影響は計り知れないと思います。5人の今後の活動が楽しみです。

 さて、そんなニュースに関連し、今週はジュニア時代から嵐と絆を育んだ俳優・山下智久さん主演の映画「正直不動産」を紹介します。

 今作は、同名の大人気漫画を原作とした痛快ビジネスコメディーです。ひょんなことからウソがつけなくなった営業マン・永瀬財地(山下)が、正直さだけを武器に不動産業界で奮闘する姿を描きます。

 まず感じたのは、山下さんの演技の素晴らしさです。というのも、永瀬はとても難しい役どころなんですよ。仕事はできるけどカッコ良すぎてもダメだし、コメディーすぎてもいけない。営業マンとして数字を追うところは追わないといけない。非常に難しいバランスだったと思うんですけど、アイドル時代から積み上げられた山Pのスター性がそれらをうまく両立させていましたね。嵐のメンバー同様、アイドルの道を極めたからこそ、その後もアイドルの枠を超えて活躍を続けることができるんですね。

 また、映画は誰にでも当てはまる賃貸の話ということでとても親しみやすかったのが印象的。不動産って、人生と深く結びついているんですよね。進学や就職、結婚、離婚、夢、挫折、出産、死別。人生の節目節目に必ず不動産がある。だからこの作品は、不動産を通して人生のドラマを描いているわけです。でありながら、すべてを正直に話してしまう永瀬が主人公なので、見終わる頃には不動産の知識までついている。人間ドラマが魅力の、笑える不動産教科書のような映画でした!

 今の時代、正直に生きるということが難しくなっています。SNSでもビジネスでも盛った方が目立つのでメリットが大きい。そこにみんながあこがれているように感じます。そんな時代にこの映画は、最終的に人を動かすのは誠実さなんじゃないですかと語りかけている。ウソや方便、駆け引きの多い世界の中で、正直さだけで勝負する男の奮闘から必ず感じるものがあります。ぜひ劇場でご覧ください。