お寺が所有する〝ライブハウス〟が名古屋に爆誕した。

 通称「東別院」で知られる名古屋市中区の「真宗大谷派名古屋別院」は4日、リニューアルした「東別院テラスホール」のオープニングセレモニーを行った。

 改修の最大ポイントは音響・照明・舞台機構の刷新。特に音響は世界的音響システム「L―Acoustics」スピーカーの採用により各段にアップ。式典で舞台に立った和洋楽器混成バンド「ネオジャパネスク」の尺八担当・竹内洋司は「入った瞬間に、あ、ライブハウスじゃないかと思いまして、非常に熱い気持ちで演奏させていただきました」と話した。脇下のサブ舞台で〝前座〟を務めた名古屋真宗大谷派の住職による「坊さんバンド・Gぷんだりーか」も「次は僕たちも上(本舞台)でできるようにかんばります」と、ミュージシャンとして夢を語った。

 旧称「東別院ホール」に「テラス」を加えた改称について、真宗大谷派名古屋別院輪番の荒山信氏は「1つ目は地域の皆さまの日常や未来を照らす。2つ目はジャンルや世代を超えて人が集まるテラス。そして3つ目がお寺とかけて寺’s。歴史あるお寺の文化遺産を現代のニーズに合わせて活用し、新しい価値を創造していきたい」と経緯を説明した。

 5月9日にこけら落とし公演として立川志らくがゲスト出演した月亭方正の落語会を行っており、現在のプレオープン期間を経て7月1日にグランドオープンする。もちろんライブハウスだけでなく、アートフェスタなど多目的に使用できるのがこのホールの強み。「芸どころ名古屋」の新たな拠点となる。