東京・練馬区長選が5日、告示となった。前回区長選にも出馬した吉田健一氏、東京都議を自動失職した尾島紘平氏、そして三上恭平氏の3人が届け出をした。

 吉田氏には共産党、社民党、生活者ネットなどが自主的支援。尾島氏は自民党、国民民主党、東京維新の会、都民ファーストの会が推薦している。

 尾島氏は練馬駅前で第一声を行い、小池百合子東京都知事、片山さつき財務相、前練馬区長の前川燿男氏ら多くの関係者が支持の声を上げた。尾島氏は小池氏の秘書を務め、練馬区議から都議と練馬を地元に政治活動を続けてきた。この日の演説では発表している主要政策の中から子育て・教育と防災対策、交通とまちづくりについて取り上げた。

 大江戸線延伸に尽力したとし、尾島氏は「練馬区の悲願が大江戸線の延伸でした。地上部のまちづくりは練馬区が責任を持ってやっていかなければならない。いかなるテナントを駅前に誘致するのか。駐輪場をどこにするのか」と交通インフラ整備の加速を訴えた。

 応援弁士の小池氏は「尾島紘平は早稲田大学1年生の時に私の事務所の門をたたいて、人生の約半分を私とともに暮らしてきた」と紹介し「これまでも、これからも練馬のためにという尾島さんに、ぜひとも仕事をさせてください」と呼び掛けた。

演説を行う吉田健一候補
演説を行う吉田健一候補

 一方、吉田氏は石神井公園駅前で演説。先祖代々、練馬で暮らしきたと自己紹介し「支えていただいた方々に恩返しとして、私が区長となって支えていきたい」と出馬の動機を説明した。「私は自分のやりたいことをするのではなく、皆さまの声を聞いてそれを形にする」と話し、150億円かかるとされる美術館計画の中止を掲げた。

 投開票日は12日となっている。