大阪維新の会・創設者の1人で前大阪市長の松井一郎氏が2日、「藤川貴央のちょうどえぇラジオ」(毎週月~木曜午前9時=ラジオ大阪OBC)に出演し、3度目の大阪都構想について言及した。

 先月31日、自民党と日本維新の会が「副首都法案」の骨子をまとめたことを受け、吉村洋文知事が昨日(1日)、大阪都構想の住民投票の対象を「府全域にできる」との考えを示した。横山英幸市長も「府域のみなさんと住民投票するというのを合わせてセットで行うというのが、今回の制度改正の根底にあるところかな」としていた。

 戦中の差し迫った状況で住民の意見は考慮されず行われた「東京都」の成立と大阪都構想の違いについて松井氏は、「当時と違って、今は民主主義が充実してきた中で、そこで暮らす住民に納得してもらわないと。知事・市長のトップダウンで決められない。大阪都構想ってのは、大阪市を特別区に作り変えるわけだから、決定する人たちは大阪のみなさんなんですよ」と説明した。

 また、「大阪に限る必要もないし、多極分散で東京の経済・政治・行政的機能、こういうものをバックアップできるエリアがあれば。(副首都が)複数あって、その方が安全性とか強固な形を作っていけますから」とし、地域のGRP(域内総生産)、企業の集積数、人口規模などを考慮し、進めるべきだと指摘した。

 最後に「副首都の可能性があるから、副首都になりたかったら都構想に賛成しなさいっていうふうに市民を説得すると反発のほうが大きい。副首都法案ができて、副首都としてふさわしい形は、大阪府と大阪市がひとつになって、特別区は自治体に近い形で行政の組織を作る方が、今よりベターなんじゃないですかっていうのを丁寧に説明して、やっと過半数取れるのかな」と推察した。