3日のフジテレビ系ドラマ「GTO」第3話は主人公の教師鬼塚(反町隆史)の昭和的言動に次々とNGが出される内容で、昨年の大ヒットTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」(ふてほど)ワールドが繰り広げられた。

 3話は鬼塚が担任クラス生徒の恋愛に善意から介入するエピソード。琴音(梶原叶渚)を好きだが、うまく話ができない歩夢(川口和空)を助ける。「告白大作戦」を始めた揚げ句、学校職員の宮澤(工藤阿須加)を引っ張り出して「今までさんざん女を泣かせてきたからな」などと未成年を前にぶっちゃけた。

 職員室では、妻子に話しかける時ですらコンプライアンスを意識してしまうという村山(夙川アトム)に「言いたいことがあるんだったらハッキリ言えばいいんですよ。さよならコンプライアンスって感じで」と言い放つ。

「作戦」で失敗が続く歩夢には、琴音への言葉使いが丁寧でよそよそしいと示唆。「あまりしゃべったことがないから」と返されると、「情けないこと言うなよ。もっと男らしくしろって!」。後方で聞いていた副担任の柏原(生見愛瑠)は無反応だが、冷ややかな視線を注いでいた。

「男らしく」は、同じフジ系で今春放送された90年代復活ドラマ「102回目のプロポーズ」でも、達郎(武田鉄矢)と太陽(霜降り明星・せいや)から発せられた。ジェンダー固定観念的な鬼塚は、反響を呼んだTBS系「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の化石男・勝男(竹内涼真)さえ思わせる。

 28年ぶり新バージョンのGTOが「102回目の」と異なるのは、鬼塚にNGやツッコミが入ること。前述「女を泣かせてきた」のほか、「小泉先生(高橋メアリージュン)、シングルマザーなんですか?」、数学教師の阿部(市川知宏)への「誰とも今まで付き合ったことがないんですか?」に次々とNG、画面上に「×」がついた。

 ツッコミ役は教頭の中丸(近藤芳正)。「お前の発言も行動もすべてがNG」「昔はよかったみたいな顔をしないで、いい加減、時代に合わせてアップデートしたらどうなんだ」と責めた。

 Xでは「男らしく」に好意的な投稿もある一方で、「鬼っち男らしくとか言わないで」の声も。さらに「不適切にもほどがあるみたいになったなGTO」「ふてほどがよぎる、鬼塚」「ふてほど風味満載だわ」「ふてほどの2匹目のどじょうをねらってるのか」などと阿部サダヲ主演ドラマと重ねた投稿も少なくなかった。