NASAの火星探査車キュリオシティが、まるでパーティーハットのように人工的に見える物体を撮影した。見解について、NASAと天体物理学者が真っ向対立している。米紙ニューヨーク・ポストが先日、報じた。
キュリオシティが2022年8月に火星表面で撮影した画像の右下に、パーティーハットのような円すい形の物体が写っていた。ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ氏が発見し、先日、ブログサービス「ミディアム」に投稿したことで注目され、議論となった。
これをNASAは、火星の風によって形成された自然の岩石であると特定。火星では、こうした地球に似た奇妙な形状が風によって作られることが知られているという。
NASAの広報担当者はニューヨーク・ポスト紙に「火星の岩石には、特定の角度から見ると見慣れた形に見えるものが数多く存在します」と説明した。
また、この物体の大きさは、実際にはわずか1センチ程度で、探査車が約4メートル離れた場所から撮影したものだという。NASAは、この円すい形の物体について「パレイドリア現象(壁のシミや雲など、無作為な形の中に意味のあるパターンを見いだしてしまう現象)」の一例にすぎないと主張している。
一方、ローブ氏は、NASAの見解を否定し、「画像を見れば、この異常な物体に似た岩が周囲の自然環境に存在しないことは明らかだ」と主張した。「岩石が平らな端面を持つ滑らかな円筒状の表面を持つとは考えにくい。もしこれが岩なら、同様の例が他にも見つかるはずだ。その大きさは約20センチと推定される。キュリオシティの画像の中で、この物体に似た岩の例をもう一つ示してみてほしい」と指摘している。











