ボクシングトリプル世界戦(15日、横浜BUNTAI)に、格闘技団体「ONE」のアトム級ムエタイ世界王者・吉成名高(25)が来場し、リングサイドから〝レジェンドの一戦〟を見守った。

 同興行のメインでは、WBA世界バンタム級挑戦者決定戦で同級4位・増田陸(帝拳)が、元世界5階級制覇王者の同級1位ノニト・ドネア(フィリピン)に8ラウンドTKO勝利を収めた。

 大会後取材に応じた吉成は、観戦に訪れた経緯を「自分がいつもボクシングのトレーニングをする時に、お世話になっている(元プロボクサーの)赤穂(亮)さんがドネア選手と交流があるということで、(エイワスポーツジムの)中川(夏生)会長からお誘いいただいた感じです」と明かした。

 この日、特に印象に残った試合はドネア戦だという。「自分もサウスポーなので、増田選手のパンチの打ち方とかあれだけの精度で出せるところは、自分もまねしたいと思った。そう簡単にまねできるものではないけど、いろいろ勉強させてもらいながら見ました」と力説した。

 現在40連勝中のムエタイ界の〝絶対王者〟は、昨年4月にYouTube「ムエタイちゃんねる」で投稿された総合格闘家・朝倉海との対談動画で、自身のボクシング転向の可能性に言及。「本当に自分の中でムエタイをやり切ったと思った時に、次の挑戦としてボクシングはすごいいい道だと思っている」と語っていた。

 その後、5月にONEとの独占複数試合契約を結んだ。現在の考えについて「もちろんボクシングが好きで見ているけど、今自分はONEと契約していて、その期間もあるので、なんとも言えない。今日の試合のフライ級のタイトルマッチとかも、自分と近い階級の試合を拝見させていただいた。ボクシングのレベルの高さとか奥深さを間近に感じられたので、すごく有意義な時間になった」と説明した。