赤沢亮正経産相は13日に行われた衆院予算委員会に出席。イラン情勢の緊迫化による原油価格の高騰で、ガソリン価格が値上がりした状況などについて答弁を行った。

 米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃を受け、中東情勢が緊迫化して2週間が経過した。高市早苗首相は原油価格の高騰などを受け、石油備蓄を16日にも放出するほか、ガソリンの全国平均の小売価格を1リットル当たり170円程度に抑制する方針を示している。

 予算委では中道改革連合の渡辺創衆院議員が「11日以降、ガソリンなどの小売価格は大きく急上昇した。この状況を政府はどう受け止めていますか」と質問した。

 赤沢氏は「ホルムズ海峡をですね、イラン情勢が変化する前に、最後に通過したタンカーは、日本に着くのは3月20日ごろ。現在の状況を言うと『なんでガソリン価格が上がったんだろうか、急に』という国民のみなさまの疑問が強いだろうと理解しております」と述べると、その仕組みを説明した。

「石油元売り業者は卸値を決める時に、2週間分のあいだの差を取ります。今週の場合だと2月24日から3月2日のリッター平均79円から、3月3日から9日までの平均94円の差の23・1円、これが(ガソリン価格の高騰に)反映されてしまったということになります。(先月)28日以降の原油価格の高騰については、今月12日の卸値が反映されていたため、小売価格が上昇することになりました」

 政府は19日からガソリン小売価格を170円程度に抑制する激減緩和緊急措置を行う。

 赤沢氏は「今後の見通しについては補助金を開始する19日木曜日以降、おおむね1~2週間程度かけて販売され、徐々に補助金を踏まえた在庫に切り替わっていくと。その結果、全国小売価格は170円程度に向けて徐々に下がっていく見立てを立てております」と語った。

 その後、新年度予算案は衆院予算委員会で可決。衆院本会議でも可決される見通しだ。