大相撲春場所6日目(13日、大阪府立体育会館)、横綱豊昇龍(26=立浪)が幕内平戸海(25=境川)を退けて5勝目(1敗)。この日で全勝の力士がいなくなり、優勝争いの首位に並んだ。

 豊昇龍は立ち合いから鋭く踏み込んで平戸海を突き起こすと、そのまま一気に押し出して完勝した。一方で、勝ち名乗りを受けて花道を下がる途中、観客に左肩のあたりを何度もたたかれて声をかけられる場面も。豊昇龍は一瞬、驚いたような表情を浮かべたが、そのまま歩みを止めずに支度部屋へと引き揚げた。

 豊昇龍は相撲内容について「集中してやりました。動きは悪くない。落ち着いていけて、いいと思う」と納得の表情。全勝力士が消えたことにも「気にしていない。一日一番、しっかり集中して結果がついてくればいい」と気持ちを引き締めた。

 九重審判長(元大関千代大海)は「一番いい相撲だった。速さじゃ負けない。なおかつ力でも負けない。踏み込みも良かった」と絶賛した。