綱の権威を保てるか。大相撲の横綱審議委員会(横審)が26日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。初場所では新大関安青錦(21=安治川)が2連覇を達成。春場所(3月8日初日、大阪府立体育会館)で初の綱取りに挑戦する。一方で、ふがいなさが目立ったのが両横綱だ。豊昇龍(26=立浪)は左ヒザ、大の里(25=二所ノ関)は左肩に不安を抱え、ともに10勝5敗と平凡な成績に終わった。
横審の大島理森委員長(元衆議院議長)は「両横綱は10勝5敗という結果は残念ではあったが、それぞれ体調不十分な中で15日間、最低限の責任を果たした」と一定の評価をしながらも「横綱は相撲界の最高の地位。責任を持って体調を取り戻し、万全の態勢で来場所はぜひ安青錦の壁になるぐらい頑張ってほしい」と奮起を促した。
とりわけ、番付最高位としての立場が揺らいでいるのが豊昇龍だ。初場所だけで3個の金星を配給し、横綱在位6場所で通算13個を記録。安青錦には決定戦を含めて5戦全敗と失態が続いている。横綱昇進後は賜杯を抱いておらず、その間に大の里が3回、安青錦が2回優勝。横綱として存在感を示せていない。
その豊昇龍を巡っては、初場所前から懸念材料が指摘されていた。番付発表後の昨年末にモンゴルへ一時帰国。年明けの稽古再開までに1週間ほど〝空白期間〟があった。ベテラン親方は「場所を控えた大事な時期に、そんなに稽古をしないで大丈夫なのか」と危惧。その不安が結果的に的中する格好となった。豊昇龍は土俵上で主役の座を取り戻すことができるのか。春場所で真価が試されることになりそうだ。













