米軍のイランへの攻撃で、新型短距離弾道ミサイル「PrSM」が実戦デビューした。PrSMは以前の地対地ミサイル「ATACMS」よりも数百キロ遠くまで飛行可能だという。米国の防衛ニュース・分析サイト「ウォー・ゾーン」が1日、報じた。
米軍は、イランに対する継続中の作戦の一環として、PrSM(プレシジョン・ストライク・ミサイル=精密打撃ミサイル)を使用した。PrSMは約2年前に配備が始まったばかりで、今回が初の実戦投入とみられる。新型ミサイルの作戦デビューは、前身であるATACMS(アーミー・タクティカル・ミサイル・システム=略称エイタクムス)と比べて大幅に延伸された射程を実証するものとなった。
米中央軍(CENTCOM)は「オペレーション・エピック・フューリー(壮絶な怒り作戦)」の最初の24時間を記録した静止画の映像集を公開した。その映像には、車輪式のM142高機動ロケット砲システム(HIMARS)からPrSMが発射される画像も含まれていた。
防衛・安全保障コラムニストのコルビー・バドワー氏が、CENTCOMの映像内にPrSMの画像が含まれていることを最初に指摘したとみられる。
PrSMはATACMSより射程が大幅に延びている。基本型は少なくとも約500キロ先の標的を攻撃可能であることを実証している。米陸軍は将来的に約650キロへの延伸を目標としており、さらに約1000キロ以上の長射程型の開発も進めている。一方、ATACMSの最長射程型は約300キロだ。
壮絶な怒り作戦において、PrSMやATACMSがどこから発射されたかは明らかになっていない。しかし、PrSMがほぼ2倍の射程を持つことで、地域内のあらゆる地点から攻撃可能な標的範囲は大きく広がることになる。












