日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長が、日本スノーボード界の〝第一人者〟国母和宏に謝意を示した。

 ミラノ・コルティナ五輪で日本は金メダル5個を含む、冬季五輪では過去最多24個のメダルを獲得。特にスノーボード勢が躍進し、同種目のみで金4個、計9個のメダルを手にした。

 橋本会長は22日、ミラノ市内で会見に臨み「今回の総数24個の中で、スノーボードの活躍は本当に素晴らしいものだった」と語った。

 スノーボードといえば、2010年バンクーバー五輪ハーフパイプ代表の国母が出国時に「腰パン」で移動し、その後の会見で「ちっ、うるせーなぁ」という言葉がマイクに拾われて物議を醸した。全日本スキー連盟(SAJ)は国母の出場辞退を検討したものの、当時の日本選手団団長だった橋本会長の判断により試合出場を認めた。その結果、8位入賞を果たした。

 橋本会長は、木村葵来(ムラサキスポーツ)が金メダル第1号となった7日の男子ビッグエア決勝を現地で見守ったという。「その時に国母選手のことを思い出した。これだけ多くのジュニアアスリートから始まって、レジェンド国母選手を見て育った平野(歩夢)選手、そして今回のメダリストたち。そういうつながりの中で、素晴らしい選手を途切れなく輩出しているんだなと。国母選手、平野選手といった素晴らしいレジェンドがいるから競技の裾(が広がり)、(日本の)レベルの高さになっていると思う」と感謝を語った。